のぼうの城

所感

読み始めてまず一番に感じたことといえば「スラスラ頭の中に入ってくる」ということ。つまり読みやすい。基本的に歴史小説というジャンルの書籍は人間関係がややこしく、さらに一つ一つの描写が非常に詳細であるためどうしても読みにくくなってしまう。だが本作にはそれがないのだ。


そんなわけで「のぼうの城」という書籍は歴史小説というカテゴリーに初めて足を踏み入れる人にうってつけの作品であるといえる。ただ同時にこのジャンルに精通している方からは色々と指摘されそうな作品でもある。