所感
本作は著者であるフランクルが強制収容所における経験を元に書き上げた書籍。
フランクルは「現在の生に全く期待を見いだせない」という悲観的な人達には「目的を見つけさせる」ことを推奨している。なぜなら期待・希望を失った人というのは次々に死にいたってしまうという厳然たる真実を目の当たりにしてしまったから。
彼自身も強制収容所に収監されている間、妻と子供に再会することを希望とし開放まで耐えぬいた。しかし待っていたのは家族の死という非常な現実。
現代においては到底経験し得ない出来事を経てきたフランクル。彼の書いた一文一文は、平和に慣れ親しんだ自分の心にとても響いてくる。そんな感覚を得た書籍だ。